パソコンが異様に遅い、こいつは常駐ソフトやパソコンに長年積み重なった保存物、ごみ……宝の山が原因です。いらないものを処分すると幸せになれますよ!
仮想メモリは、設定を変更することで速度向上や重いソフトを動かすなど、柔軟な対応をすることが可能。 仮想メモリを広げることでパソコンの作業に使えるスペース(容量)が増加します。 しかし、メモリではなくHDDを使うので仮想メモリを使う量が多いほど、基本的に速度低下を引き起こします。が…… 重いソフトを起動するときなど、メモリが足りていないとそもそも話にならないので、 そういったケースではメモリの増設、または仮想メモリを増量しないと、まともに動きません。 必要に応じて管理されるシステム、サイズ、ページングファイルの設定を行いましょう。
ページングファイルをなしに設定すると大幅な速度の向上が見込めます(メモリの搭載量に注意) しかし、この方法は問題があります。 ページングファイルなしはアプリのクラッシュなどの可能性があるのでおススメできません。 ページングファイルを使う事を前提してプログラミングされているアプリやミドルが存在するためです。 また、クロームなどのブラウザを使っていると、急にエラーで表示されなくなったなどという状況に会うことがあります。 これは、RAMの残り容量が少ない時、Flashなどの作業を仮想メモリを使って行うためです。 無難な設定として、CとDのドライブがある場合には、システムで管理される仮想メモリをDに割り当てるように設定しましょう。 また、カスタムサイズを使用する場合は最小の値を最大の値と同値にする。 仮想メモリ領域は初期サイズと最大サイズの間で可変することで生じる断片化を防ぐのが狙い。 ※ページファイルは作業後もHDDに残るため、断片化が発生します。 仮想メモリは以下の手順で設定できます。 コントロールパネル → システム → システムの詳細設定 → 詳細設定 → パフォーマンス…… この順でパフォーマンスオプションを開きます。 ここからパフォーマンスの設定。 仮想メモリからすべてのドライブのページングファイルを自動的に管理するのチェックを外すことでカスタマイズできます。
タスクマネージャーから現在どれだけメモリ容量が残っているかなど貴重な情報をみることが可能です。 ツールバー → 右クリック → タスクマネージャ 結論から書くと、物理メモリが不足気味のパソコンを使っている場合には、SuperFetchとPrefetchを停止させてください。 これらの設計思想は大容量メモリ環境下での運用を前提としています。 当てはまらないという方は、カーネル部分を全て物理メモリー上に展開することで高速化を図ります。 まずは、色々ファイルを開いた状態で物理メモリが足りているかどうかタスクマネージャーで確認しましょう。 ※物理メモリの合計をページファイルが常時超えているようだと、メモリ不足です。 タスクマネージャーの見方についてですが…… CPU使用率や物理メモリ、起動時間については見たままなので誰でも判ると思う。 問題はキャッシュ済みメモリ、カーネルメモリ、システム。 キャッシュ済みメモリ キャッシュとSuperFetchなどに使用している領域のサイズ。 パフォーマンスの向上やプログラムの再起動のために使用されている。 空きメモリ ニートしているメモリ領域。プログラムやSuperFetchを使うごとに減少し、キャッシュ済みのメモリ領域が増加する。 メモリが必要になると空きメモリ→キャッシュ済みメモリの順でメモリ領域が使われる。 カーネル・メモリ Windows OSのカーネル(OSの中心部分)で使用しているメモリ領域。 ページプール、カーネルメモリのうちスワップアウト可能な部分。HDD上に展開される。 非ページプール、カーネルメモリのうちスワップアウトが出来ない部分(割り込み処理、プロセス、メモリ管理)物理メモリRAM上に展開される。 システム オブジェクト・ハンドル、システム上のデータ数。 スレッド数、システム上のプログラム最小実行単位。 プロセス、システム上のプロセス数。プロセスタブから確認できる。 ページファイル、プログラムなど使用しているメモリのコミットサイズ/最大コミットサイズ パソコンの高速化 ※SuperFetch(ウィンドウズ スーパーフェッチ)パソコンの使用パターンの頻度を計測し、あらかじめ準備する機能。 SuperFetchの設計思想は大容量メモリ環境下、メモリ不足なら切るべし。 コントロールパネル → 管理ツール → サービス → Superfetchをダブルクリック、スタートアップの種類を無効、サービスを停止させる。 ※Prefetch(プリフェッチ)ユーザーの行動パターンから先読みや最適化を行う。 Prefetchの収集した情報はC → Windows → Prefethフォルダにあります。定期的に削除。 ファイル名を指定して実行 → prefetch でも開けます。 インストールしているソフトやパソコンの用途が広い、長年使っているとPrefetchが肥大化してしまう問題があります。そういう訳で、停止。 ファイル名を指定して実行 → regedit.exe を実行 HKEY_LOCAL_MACHINE → SYSTEM → CurrentControlSet → Control → Session Manager → Memory Management → PrefetchParameters 内の、 EnablePrefetcher、EnableSuperfetchの値を0(機能を無効化)にする。 (初期値はシステム、アプリケーションの両方を有効化の3) ※カーネル部分を全て物理メモリー上に展開(私のPCはメモリ足りねえ、むりぽ) ページプール部分が多くなると頻繁にHDDと内容の入れ替えをするため速度が遅くなってしまう。 なら全部、物理メモリ上でやればいいじゃない! ファイル名を指定して実行 → regedit より…… HKEY_LOCAL_MACHINE → SYSTEM → CurrentControlSet → Control → Session Manager → Memory Management を選択。 DisablePagingExecutiveのDWORD値を1にしよう。 タスクマネージャー計測値 クロームで動画を再生させながら、別タブでネットサーフィンさせた場合の計測値となります。 2タブ目など動画が映らない状態になったため、CPU使用率が低下しています。私の糞スペックPC(2006年3月発売のCPU/Core2 Duo/2コア/2スレッド/2.2GHz、メモリにいたってはDDR2 PC2-5300)でも、 ネットサーフィンやMinecraft、StarCraft2で軽く遊ぶくらいなら十分いけます(2014年8月) 動画視聴とネットサーフィンくらいでは化石CPUの2コアどころか1コアでもいけてしまうという現実。 ※コンピューターの軽量化の状況などにより、左右されます。 PC軽量化計画 TOP:トップページに戻る。
状態 CPU 物理メモリ
MB/2,045MBページファイル
M/6,012M放置
クローム起動
ニコ動プレミア画質
全画面1%前後
4%前後
20%前後
30%前後664
785
1,050
同上1,248
1,371
1,652
同上2タブ目
大艦巨砲主義5%前後
7%前後同上
1,1201,680
1,7413タブ目
日本経済新聞6%前後
13%前後1,140
1,1801,775
1,8244タブ目
ロイター7%前後
15%前後1,220
1,3301,919
2,0245タブ目
PFOL.IO
動画停止7%前後
8%前後
2%前後1,320
1,350
1,3302,020
2,058
2,0496タブ目
ニコ動プレミア画質
全画面2%前後
29%前後
41%前後1,360
1,560
1,5802,102
2,300
2,330
散財のすすめ : 私が購入した商品など…… パソコンはCPUの周波数が高い、コア数が多いといった要素よりも、 Gflopsのほか、FSB、QPI、DMIといったバス速度やキャッシュ階層、DDR、GPUなどのボトルネックになりやすい部分を見るのが無難です。 そういった問題があると……、さらに性能を発揮できない糞箱になってしまいます。
FSB、QPI、DMIとは、簡単に言うとデータの転送速度、CPUの計算能力がいくら速くても情報伝達が遅くては何の意味もありませぬ。